That's fine

英国人マーガレット・モリスが創ったダンスの事、音楽、日々感じた事などを書いていきます

MMMレッスンレポート 公立保育所 手強い4歳児さんに更に磨かれた文月の巻

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今月も無事にレッスンを終えました…上旬でした…(^_^;)

 

さてさて、いつも楽しい保育所でのMMMのお稽古!

手強い4歳児さんとのレッスンは?

 

いつものように、ワーーっと私の所に集まってくれた4歳児さん

変わらず元気いっぱいです

今日こそは! こちらのペースに引き込んでみせるぞ!

私は、結構気合いを入れてスタートしました

 

プログラムも、どちらかというと動きが大きなモノを選んで

途中で気が散らないように工夫してみました

七夕が近かったので、それにちなんだテーマで進めましたが…

う~~~ん、、、私に慣れてきた子供たちは前回よりもはしゃぎます

突撃される、お尻ペチペチ、抱きつき攻撃等々…(>o<)

 

「時計のエクササイズ」があるのですが、

それは何故か皆、真面目に?集中してくれました

ん? 何故だ? これだと纏まる?

なるほど、、、こういう系のだと上手くいくのかもしれない…

そんなことを考えながらも、目の前の子供たちの様子をじっくり観察です

 

最後は、始めに練習した呼吸のエクササイズを

私がピアノを弾いて、それに合わせてやってもらいました

 

「先生、ピアノ弾けるんや~~~!」

 

と、これまたワイワイ♪

ちょっと凝ったコードを付けて、「技」も入れますと

多少驚いたのか、少し静まりました。これは狙い通りでした

彼らに背?横?を向けるような体勢になり、私は鍵盤を見ますので、

わっ、なんか凄い!みたいにしないと大騒ぎになる、と考えました

 

しかし、分るのですね。ちょっと洒落たコードを付け、技を入れた演奏が

なんだか凄いモノ?として聞えて彼らを黙らせる

子供たちは、どこかで何かが違うと察知しているのですね…凄いなぁ

 

ワハハハ、そうなのだよ、私はピアノの先生でもあるのだよ~~

などと言いつつ、「なんとか」無事に4歳児さんを終えました

 

しかしなぁ、、、やはり手強いぞ4歳児さん!

私は、終わる頃に気付きました

今までのクラスと同じ事をしても、このクラスではダメなんだ

時計の時にうまくいった、そのことがヒントだ

5歳児さんと入れ替わる間、私の頭の中ではそのような考えがグルグル

 

かつてなかったパターンではあるけども、クラスによっては

こちらがやり方を変えていかなければいけないのだ

 

物語の中へ引き込むことが、一つのレッスンの効果でもあります

ないものを想像し、あるかのようにして遊びつつ身体を動かす

でも、どんなに力を尽くしても引き込めない、ということもある

「綺麗なお花がいっぱいだね~」

「お花ないよ」

これは、2年前のクラスでもありましたが、それは本当に

想像することが困難な数人の子供たちでした

今年の4歳児さんは、そういうことではないようです

お話しに乗ってくる子もいますが、元気でワンパクなお友達がふざけて何か言うと

一挙に流れがそちらに行ってしまい、現実に戻ってしまいます

 

一端、4歳児さんを終わります

 

皆と入り口でハイタッチしてお別れした4歳児さんと替わって

お利口さんのクラス、5歳児さんがやってきました

お利口さん、というのは私たち大人にとって「やりやすい」という意味です

所長先生も言われていましたが、5歳児さんはとても「優等生タイプ」のクラス

先生に面倒を掛けることが、「表面上は」少ないとのことで

私の前でも、それはその通り

学年のカラーというお話しをしたことがありましたが

こんなにも違うものか?という程違います

 

こちらは学年が上がりましたので、物語では進めません。エクササイズを3つします

そして、最後にヴァリエーションダンスを踊るというパターンです

ウォーキングのエクササイズ、腕のエクササイズ

と、進んだところで、4歳児さんを見ていた子供たちから

「先生ピアノ弾いてたでしょー!」

と言う声が飛んできました

 

このクラスは、私がふざけても、瞬間的にワーーーとなるけど

直ぐにこちら戻ってきてくれる「優等生」

そこで私はふざけて「え? 見てたの?」とわざとらしくびっくりして言いました

「見てたーーーー!! ワイワイガヤガヤ」

そこで、ちょっと後ろを向いて「恥ずかし」照れ照れ

と、やってみせると大うけ! やった…ウケた…快感…:(ちょっと古い)

 

「先生、もう一回やってーー。恥ずかし、ってやってーーー」

 

そういうリクエストが来ましたので、私は最初からもう一度同じ事をしました

子供たちは大喜びでゲラゲラ笑ってくれます

そして、予定になかった5歳児さんのクラスでも七夕を弾いて歌うことになりました

 

急遽エクササイズを一つ止めて、「リズムでダンス」

と、私が勝手に名付けた愉快な音楽に合わせて、リズムを取る練習をします

同じメロディーなのですが、どんどんアレンジが変わっていくのです

ゲーム風、ロックンロール、スイングの5拍子、サンバetc.

これは、先生にも好評でしたので、また忘れた頃に違う振りでやってみます

 

で、最後に七夕です

咄嗟に、簡単な振りを付けました

「ピアノ弾くから…あ~…担任の先生が覚えておられるから見てやってね!」

先生にお任せして、ピアノを弾き歌い、簡単なヴァリエーションをしてもらいました

子供たちは満足げで、それを感じた私も充実した気持ちになれました

ただ、時間が押してしまったので、最後にやるストレッチが出来ませんでした

子供たちは、お昼ご飯なのです。あまり後ろへ行くと

先生方にもご迷惑が掛かりますので、そこで終えました

 

2クラス終えて

所長先生とお話ししました

今年の4歳児さんは本当に手強いらしくて、担任先生も毎日奮闘されているとか

あぁ、私に対してだけではなく、ホントそういうカラーなのだなぁ

 

決して悪いわけではありません。むしろとても利発で子供らしいのです

裏表がない感じと言いますか、思った通りに口に出してしまう、

したいようにする、ちょっとおふざけが大胆、なのです

5歳児さんがあまりに「良い子ちゃん」なので、一層手強く感じるのです

私は嫌だ!とは少しも思っていません。むしろ沢山の事を教えてくれる

実践の先生?みたいな感すらあります

 

工夫する、、、思った通りに動くクラスだけでは

それをする必要がなく、私はやがて錆びて融通が利かない先生になるでしょう

この3年目という節目で彼らと出会えたことには、意味があると思っています

1年目ならアップアップしていたかもしれません

初めて一人で対峙する30人を越えた子供たち。それだけでドキドキでした

今だから出会えた。そんな気がして仕方なのです

 

神様は、必要な時に必要な課題を下さいます

無理な時には、大変な課題を押しつけたりはされないのです

その時にしか乗り越えられないものを、与えて下さるのです

ん~…というか、やはりどんな時でも、その時に越えるべき課題、でしょうか

 

この件について、恩師にもアドバイスをお願いしました

先生の口から出てくるのは、私にはなかった発想や、子供たちへの言葉

あぁ、そんな風に言えばもしかしたら上手くいったかもしれない、、、

たゆまぬ努力と勉強と、豊富な経験をお持ちの先生

私からの突然の質問に、的確なアドバイスを下さる先生

やっぱり私たちのAya先生は素晴らしい! 

 

あ、感心ばかりしていても進めませんね!

さぁて、新たな作戦をたてて、また来月子供たちと愉快なレッスンをしたいと思います

 

最後に

私が帰ろうと出たところ、お迎えに来られたママさんと出会いました

4歳児クラスの女の子のお母さんでした

所長先生が、私をママさんにご紹介下さったところ、ママさんが言って下さいました

 

「あぁ! ダンスの! この子はダンスの日がとても楽しみで、いつも帰ってくると

 その日にやったのを踊って見せてくれるんです」

 

ダンスが楽しみ? お家で踊っている?!

(T-T) ウルウル…

 

やんちゃで手強い4歳児さんクラス

たとえそうであってもね、私はね、私は

みんな、大好きだーーーー!!!

 

 

3000字を軽く越えました。毎度でございますm(_ _)m

いつも長いものを最後までお読み下さいまして、有り難うございます

未だ肩こり腰痛ありますが、良くなってきています

今度は、放置していた顎関節症が…口が開かなくなってきて慌てています

次々降りかかる難儀を振り払い、またボチボチ更新致しますので

どうぞこれに懲りずに、またご訪問下さい

(^_^)/