That's fine

英国人マーガレット・モリスが創ったダンスの事、音楽、日々感じた事などを書いていきます

映画とコンサートを鑑賞して。アートに触れ鳥肌が立った!の鳥肌は誤用?…だとかなんとか?

 

ホームからお借りしました

先日MMMの友人と観てきました

ロイ・フラーというモダンダンサーが主人公で

彼女が生み出し、そして極めていったダンスが

彼女の過酷な人生とは対比的に、美しく映像化されていました

 

(アメリカ映画ではないので)派手さはありませんでした

でも、女性監督の美意識というか、映像美がスクリーンに広がっていました

 

彼女は、シルクの白い大きな布に身を包み舞います

そして彼女は、そこに照明を当て、色を変えることも考え出します

私は、MMMの先生試験で「モダンダンスの歴史」というレポートを書きました

その中で、彼女の事をある程度勉強していたのですが

映画を観て。その当時これを見た人は、とても驚き、感動しただろうと思いました

 

どのようなダンスか知っていた私が、これは映画と分って観ていた私が

その美しさに、ゾワワワっとしたのです

いくつかのシーンで、所謂「鳥肌」状態になりました

 

ちょっと、このお話を一端置いておきます

 

その後、私は夫と一緒に市民楽団のコンサートに行きました

神戸市ではなく、甲子園球場のある西宮市の交響楽団

MMMのメンバーの方が所属されていて、よく二人で行くのです

ホームからお借り致しました

リストの交響詩とピアノコンツェルト

そして、ブルックナー交響曲7番

中々シブイ?プログラム、と私は感じました

特にブルックナーの7番

よく演奏会の案内等で見るのですが、生で聴くのは初めてでした

 

リストなぁ… う~ん

交響詩という形を作った作曲家ですが、オーケストレーションは…

と、いう印象なんですよね、どうしても

ピアノの魔術師ですから、オケは苦手なんじゃないの?

と思って調べると、弟子がオケに編曲していた、という話しを見ました

そうだったのか… 勉強不足でした

 

なので、私としてはPコンはそれなりに楽しめたかな

ピアニストは大学生の女性でしたが、pの弱い音がとても綺麗で

オケとの会話というか、それがとても上手くいっていた気がしました

 

ブルックナーは、私はあまり聴いたことがありませんが

今日の7番は、美しかったです

ワーグナーチューバというあまり見ない楽器が活躍していました

「ワーグナーホル...」の画像検索結果

金管楽器の人は、こりゃ難しいやろうなぁ、という曲でしたが

なんせ、美しいのですね、メロディーやら和声やらが

どこかは覚えていませんが、何度かゾワワワっに襲われました

 

「鳥肌がたったわ」

私は、ロイ・フラーの美しいダンスシーンでも

コンサートでも、そのようにゾワワワっとしながら、そう思っていましたが

そもそも、鳥肌がたつとは? 何だろうと思って少しだけ調べてみました

 

このような、映画や音楽を観たり聴いたりしても

ゾワワになる人と、ならない人がいるということ

そして、本来ゾワワワ、は寒気などで起こる現象で、音を聴いてゾワワワって

鳥肌がたつのは、学者さん曰く、不合理らしいです

 

私がゾワワワしたのは、鳥肌が立ったわけではない

中には「粟立つ」という表現が適しているように書いておられる方もいました

 

「鳥肌ものだよね~」なんて、しょっちゅう使っていますが

神経がとか、なんとかからいくと、違うらしい

でも、私はコンサートの途中で太ももや、腕が「粟立った」ように感じ

それを「おぉ、鳥肌たってるやん」と思って聴いていたのです

 

今ここまで書いて思いましたが

科学的に何でも解明してしまったり、というのも面白くないかも

本来立たないはずのものが、感動したら「鳥肌立った」と感じる人もいる

 

映画、、、今回の作品は娯楽というよりアートでしたが

(主人公自体がダンサーというよりアーティストであった)

偉大な作曲家の素晴らしい音楽というアート

普段の生活に必要かと言われたら、要る!と言う人が何人いるか?

というアートではりますが、私は芸術は人に必要と思っています

 

絵画がなくても生活に困りません

音楽がなくても生きていけるし、彫刻も別にいらない、かも

だけど人は古代から絵を描いて、歌を歌い、踊り、楽器を考案しました

そのための衣装も創り、そして石などで何かを表現していました

 

何故なんでしょう?

 

そして人は、何故アートを見て聴いて

不合理な「鳥肌がたつ」のでしょう?

 

人は何かを生み出す、そういう力を神様から頂いている

ただ便利に、安全に生きる為だけではない、美しいものを創る

そして、それを愛し、ゾワワワっと感動する「ツボ?」を

神様は下さったのかな? などと思いました

 

ゾワワワしない方もおられるようですが、それが悪いわけではないです

周波数? かもしれませんね

自分の奥にあるなにかと共鳴したときに、ゾワワワが起こる、とか

だから同じモノを観て聴いてしても、反応が違う

一人一人違うから、ゾワワワ周波数も違うのではないかな

 

芸術なんかいらねー、俺はマネーがあれば十分さ

と思う方もいるかもしれません

でも、よく豪邸を紹介する番組を見ると、必ず高価な調度品が飾ってあります

お金があるから買えるのでしょうが、お金だけが大事なら飾らなくていい

お金が余っているし、力を誇示したいのだよ、かもしれないけど

きっとそれだけじゃない気がします

 

人は、自分では無縁だと思っていても常に

芸術と共に生きている、のではないか

今触っているPCの色、デザインとか、ロゴだって

これだってアート、といえばアートじゃないのかな?

お料理、そして美しい盛り付け

いつも行くスーパーに、商品のパッケージにも

ただの商品のデザイン? いえいえ、きっと考え抜かれている筈

それらもアートなんじゃないでしょうか

 

ま、まだスーパーでゾワワワってしたことないですが

よ~く街を見ると、発見できるかもしれません

別に映画や音楽会じゃなくても、あそこにも、ここにも!

いえ、あなた自身が生み出しているかもしれません

 

ピアノの音で表現してきた

舞台という世界を創っていた、一応

未熟なりに、写真で美しさ、時間を切り取ろうとしている

そして、MMMというダンスを深めて、身体での表現を磨いている

そういう意味では、私だってアーティスト?

って言っちゃっていいかな? かな?

 

だから、みんながアーティスト!

必要とか無用とか、そんな議論も必要ないほど

私たちは、毎日様々なアートに囲まれ、アートな活動をし生きている

鳥肌が誤用でもいいや、って気持ちになりました

だって、私は映画で、コンサートで、時に絵画や写真で

ゾワワワってなってしまうんですもの

神様が下さった、ゾワワワ 

これからも沢山身震いしたいものです(^_^)

 

あ、明日は保育所でMMMダンスレッスンの日です

私も、子供達もゾワワワってするような… う~ん、明日はちょっと違うかな

明日は、私も子供たちも、ワハハハハ! なお稽古にしたいです(*^_^*)

 

短くと思いましたが、今日も長々書いてしまいました

いつものように、思い付いたまま書いていて申し訳ありません

それでも最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございます

これに懲りずに、まだご訪問下さいね 

(^_^)/