That's fine

英国人マーガレット・モリスが創ったダンスの事、音楽、日々感じた事などを書いていきます

ワクワク!ワークショップ2017 MMM神戸&大阪 ドイツから素敵な先生をお迎えして

 

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今年も無事に終わりました、私の学ぶ&伝えている

マーガレット・モリス・ムーブメントという英国生まれのダンスのワークショップ

上記はMMM Japanのホームページとなっています

 

毎年海外から素敵な講師をお招きして開催されます

今年はドイツからGillian先生がお越し下さいました

 

最初の写真は、終了後のささやかなパーティー

それも終わって帰る前に、仲間と一緒に撮って貰った一枚

「クリムゾン」というグレードの仲間全員と先生

練習中ではないので緩やかですが、クリムゾンで出てくるポーズの

Armsを皆でやってみました

何気ないのですが、とても腕や手首を使う、少し高度な形です

 

MMMは、100年もの歴史を持ちます

流行のダンス、とは随分違うものですが

全てのダンスの基礎となるようなものですので

先日もレッスンで、先生が言われていましたが

バレエを勉強している人がMMMをやることで、バレエが上達したそうです

 

前回にもお話ししましたが、MMMはバレエとは違っています

でも、同じように音楽をよく使って、そして美しさを追求します

MMMは分野で言うとモダンダンスになります

 

そうそう! 来月から「The Dancer」という映画が公開されます

モダンダンスが開花した頃の実話です

 

www.youtube.com

ロイ・フラーというダンサーが主人公で、イサドラ・ダンカンも登場するようです

彼女たちは、新しいダンスを模索した、マーガレットと同じ時代を生きた人たちです

イサドラ役は、あのジョニー・デップの娘さん!

とても美しい方ですね(*^_^*)

どういうお話しかは、上の動画を見て頂く方が早いと思いますので

よかったらご覧下さいね

 

イサドラのお兄さんの、レイモンド・ダンカンとマーガレットは

とても関わりが深いのです。勿論イサドラとも親交があったでしょう

なので、マーガレットは登場しませんが、この映画はちょっと要チェック!

ティーチャー仲間と一緒に観に行くことにしています

 

モダンダンスは、そうですねぇ、簡単に言うと

トゥシューズやチュチュを脱ぎ捨てたダンス、とでも言いましょうか

つまりバレエとは異なる新しいダンスの表現を追求したものです

 

おっと、ワークショップから反れてしまいましたm(_ _)m

 

MMMとは、きちんとしたメソッドが確立されたもので

マーガレットはダンサーとしてだけではなく、教育者としても

とても素晴らしい女性でした

セラピストでもあり、理学療法士でもあり、画家でもあった

アーティストなのです

 

私たちは、そのマーガレットが考案したエクササイズを学んでいます

ワークショップで、メンバーは望めば試験を受けることができます

普段は習えない、いつものエクササイズとは違う事を学べます

そしてオープンクラスでは、メンバー以外の方々も参加出来、

MMMを体験して頂く機会ともなっている、

小さいながらも、私たちにとっては一大イベントなのです

 

MMMって、ピアノのお稽古ににているな、とよく思います

以前書いたかもしれませんが、改めて… ピアノを習うとき

最初はクラシックから始めることが多いでしょう

当然、易しい練習曲を学びますが、段々指が動くようになって

やがて(長い時を経て^^;)お馴染みの有名な曲を弾けるようになっていきます

そのためには基礎が大事!

そして、積み重ねていくのです

 

MMMも同じ。経験がなくても、初歩のクラスで歩き方や呼吸法から学び

体の使い方を習い、体幹を鍛え、全身を鍛え

少しずつ少しずつ出来るようになる、という喜び

とてもピアノと似ています

ま、お稽古事というのは、どれもこのような課程を経ていくのでしょうが…

 

ある程度弾けるようになってくると、何百年も昔に作曲された作品を弾きますよね

ショパンピアノ曲は古くさいでしょうか?

もっと古いバッハは、時代遅れでしょうか?

偉人たちの作品は、どんなに時代が経っても、色んな音楽が出来ても

色褪せない、廃れないし、飽きない…きっとこれからもなくならないでしょう

MMMは、そういうものと同じだと、私は、いえメンバーは思っています

 

ジャズもいいですね! 父はジャズのベーシストでした

Jポップも楽しいし、演歌もいい。日本人の心です

そしてバレエも素晴らしい、ヒップホップもかっこいい! と

色々ある中に、MMMというモダンダンスも存在しています

残念なことに、映画に出てくるイサドラほどの知名度が、日本ではありません

だけど、MMMは脈々と受け継がれているのです

 

解釈など、時代と共にある程度変わって行くこともあるでしょうが 

私たちは、ずっとマーガレットの遺した素晴らしいダンスを

できる限りそのままの形で伝えていきたいのです

だから、ティーチャーになる人は、相当な勉強が必要で

きっちりした試験を受けなければ、資格を取ることは出来ません

正しく伝えるために、マーガレットの遺産を残して受け継ぐために、です

それだけ、皆がマーガレットを大切に思っているから、だと思います

 

私たちのAya先生は、本当に素晴らしいダンサー&講師です

それでも、試験は英国のサマースクールか、このワークショップでしか受験できない

自分の先生ではない、それも海外のトップレベルの先生に見て頂いて

初めてグレードをアップできます(私たちは、カラーを上げる、と言います)

私も、ワークショップと英国のサマースクールで

生徒としてグレードを上がる為の試験を受け

そして、心臓バコバコのティーチャー試験を受けてきました

昨年に全ての試験を終え、今年は少し気楽なワークショップでした

 

が! ワークショップに来て下さった皆さんに

「なんだ、これがMMM? こんな人が先生なの?」

というような感情を抱かせる言動は、慎まなければならないし

ワークショップ自体を盛り上げ、成功させる役目があり、

生徒気分で楽しんでばかり、ではいけない! ということがあります

MMMの価値を「私が」下げることになったら…

その怖さ、責任を改めて思い、気を引き締めた2日間でもありました

  

積み重ね、積み重ね。20年… 

まだまだ学ぶことがいっぱいあります

私は50歳を越えていますが、それでも私なりにできる事が増えています

そして、まだ新しい事が待っていて、私は歳を重ねるのにも関わらず

今よりハードなテクニックを学べるのです。そして練習すれば

私は、若者のようには出来なくても、私なりにきっと出来るようになることを

知っています。20年の経験で、分っているのです

そういうものを持っているって、何て幸せなんだろう

宝くじ当たったりしませんが、一生ものの宝を二つも与えて頂いた私

音楽とMMM う~ん、贅沢なことですね。有り難いです

 

あ! ここ注意です!

別に無理をして試験を受ける必要はありません。望む人だけです

まったりのんびり、基礎をじっくり楽しんでおられる方もおられます

 

小難しいダンスだな、と思われる方もおられるかもしれませんが

ちゃんと系統立てられたエクササイズなだけなんです

確かに試験を受けないと新しい事を習えない、ですが

諸先輩方も、次のカラーをやってみたい!という思いが強くて

ご自分の出来る範囲で、出来る期間をかけて、楽しくチャレンジされています

試験を受けたくなっちゃう! …というのかな

MMMって、そういう不思議な魅力があるエクササイズ&ダンスなのです

 

あなたの知らないMMMという世界

 (マツコに語りにいきたいなぁ、マジで…)

 

性別も年齢も関係なく、いつでも始められるMMM

穏やかで優しい仲間たちと共に

体にナチュラルな、解剖学に基づいて創られた有酸素運動MMMを

やってみたい人~! は、最初のJapanのホームページを見て下さいね(^_-)

 

ワークショップは毎年、春に開催されます

来年は英国からパワフルなジャン先生が来られる予定です

 

因みに、マーガレット・モリス・ムーブメント

ウォーキングしながら引き算するくらい、脳みそ鍛えられます

MMMって、ホント優れものなんです!(^^)

出来るようになる喜びを感じる…そんな小さくて大きな幸せ

あなたもMMMで見つけてみませんか?

 

 

本日も…少々マニアックといいますか…

3千字を越える長い記事を最後までお読み頂きまして…毎度ですね…すみません

本当に有り難うございました。感謝致します

これに懲りずに、懲りないでネ… またご訪問下さいませ

(^_^)/