That's fine

英国人マーガレット・モリスが創ったダンスの事、音楽、日々感じた事などを書いていきます

【改訂版】憧れの英国! MMMメンバーが世界中から集うサマースクール

f:id:mmm-thatsfine:20161207174624j:plain

今年最後のMMMマガジンが届きました

メンバーシップを本部に支払うようになると

このような冊子が年2回送られてきます

 

左中央が、MMM創始者のマーガレット・モリスです

高いtoe立ちで、反対の脚は胸まで上がっています

上体はリラックスしていて、ツイストしています

MMMってどんな感じ? こんな感じ、と言える一枚でしょう

何気なく見えますが、この体勢で美しく止まっていることは

非常に難しいです

 

そして、MMMには100年以上の歴史があるのですが

どうでしょう、このマーガレットは古くさく見えるでしょうか?
私は、このポーズを100年前にしていたマーガレットは

当時の最先端で、それは今なお色褪せていないと思っています

 

一体彼女が何歳の時の写真か分りません

もの凄く美しく舞台に立つマーガレットの写真が残っているのですが

20代かなぁ、と思っていたら80歳だったとか…

若いから美しい、そういうものではないですね

MMMをされている方々は、皆さん若々しくて

年齢不詳の方ばかりです

 

 さてMMMの先生になった私

元々ピアノの先生を職業にしていましたので

教える、という事に於いては不安は少なかったですが

多数を一度に、というところが初めてで難しかったです

 

人に何かを教えるというのは

パフォーマンスだけが良くても駄目

教える、という技

正しく伝えるコミュニケーション能力が非常に重要です

 

他にも

問題に(クレームなど)対処できる冷静な判断力

そして運営できる力や、集客できる力、行動力

MMM自体は営利団体ではありませんが

先生としてやって行く、ダンスを広めるためには

やはり、生徒さんを集めるということは大事です

そしてお礼を頂くことが、自分のこれからの勉強のためであり

良いレッスンを、適切な謝礼ですることが

MMMの価値を作る、ということにもなります

 

昔、「先生のお月謝は安すぎると思います」

そう言われて、ピアノを習って貰えなかった経験があります

その値段なりの先生ね、そんな先生には習えない…

自分の値打ちを下げて、そんな結果になってしまいました

その後は、よく考えてからレッスン費用を決めるようにしています

 

後は、 団体に所属しているという自覚

私が誤解を招く事をすると、全体に迷惑が掛かる

その意識を持って行動しないといけない

これが、一塊のピアノ講師とは違うところでした

 

ブログもそうです

これを立ち上げるときに、自分では気を付けたつもりですが

文章を書いていると、その世界に入り込んで

よく見えなくなってしまうことがあります

なので一端引き上げ、少し間を置いて見直し書き直し

そして、このように改訂版としてUPしています

 

あと写真を載せたい、けど出来ない

何とか顔にモザイクをして…

それでもクレームが来る事もあるそうです (リハビリの先生談)

その時その時間、その場所にいたということが

服装やらシルエットで分るから、削除してください!

 

う~ん、難しい…

やはり写真をUPする時には、相当気を遣わないといけませんね

今は、お顔を隠した上で古い写真を載せています

 

さて、長い前置きでした

 

ずっと、私とMMMの歴史を綴ってきましたが

今日は、サマースクールのお話しをしたいと思います

 

世界中から、MMMの仲間がイングランドに集まる

サマースクール

 

初めて参加出来たのは、2009年でした

憧れの英国へ…夢のようでした

いつかは、と思いながら15年以上が過ぎていました

期間は丸一週間で、土曜日に寮へ入り、次の土曜日に出立です

今年は、先生レベル4!先生試験の最高峰の実技を受けるため渡英しました

f:id:mmm-thatsfine:20161114155723j:plain

ロンドンから列車で1時間半ほどの所にある

チチェスターという街の州立大学、チチェスター大学をお借りします

こじんまりした、とても可愛らしい綺麗な街です

f:id:mmm-thatsfine:20161110135435j:plain

チチェスター大聖堂

中には美しいステンドグラス

その中に、シャガールの作品があり驚きました

f:id:mmm-thatsfine:20161110135656j:plain

 

私たちは、実家へ戻っている学生さんの寮に寝泊まりします

個室で机や洗面台が付いていて、結構広いです

f:id:mmm-thatsfine:20161114160113j:plain

f:id:mmm-thatsfine:20161207181735j:plain

私の棟からは、食堂が見えました。これは今年の写真です

下は、寮の外観

f:id:mmm-thatsfine:20161110140207j:plain

 

食堂を外からみた所。これは2010年の写真です

f:id:mmm-thatsfine:20161110140305j:plain

f:id:mmm-thatsfine:20161207181516j:plain

残ってなかったと思ったら、今年の写真がありました!

このように、ピンクのお花が一杯に変わっていました

 

チャペルと、右がリンゴの木。いつも沢山の実がなっています

f:id:mmm-thatsfine:20161110140441j:plain

f:id:mmm-thatsfine:20161207191702j:plain

このお城のような建物も、学校内の一部です。素敵でしょう?

 

こういう所で、他の事から一切離れて

ひたすら自分の勉強したいクラスを受け、ダンス三昧です

7月末に始まることが多いですが

私が行くときは、いつも涼しかったです

年によるらしいですが、今年も上着が要りました

 

英国らしく、午前と午後2回お茶の時間があります

各国のメンバーとの交流の時間でもあるティータイム

好きな飲み物を選び、クッキーなどをほおばりながら談笑

 

そしてまた各自、自分の受けたい授業へと向かうのです

自分の体力に合わせて選べますし

今日はお休みして、素敵なチチェスターの街へお出かけ!も良し

 

金曜日に様々な試験があり、受けたい人はチャレンジします

ティーチャー試験の人は、ちゃんと決められたプログラムがあり

その授業に参加して、磨きを掛けていきますが

なんせ英語なので、全てを聞き取ることは出来ませんでした

それでも今年は頑張って

最後のティーチャー試験を「英語で」受けました

「オニギリーズ」と言っていた私が!です。成長しましたでしょ?(*^_^*)

ダンス自体が、「言葉」でありますので、まぁ何とかなるのですね

 

普通のカラー(レベルのこと)を受けるだけなら

今まで生きてきた中で学んだ英語で凌げますので

メンバーなら、どなたでも楽しく参加できます

 

個室、バストイレ共同、3食、2度のお茶付き

様々な費用を入れて(ほぼ経費でしょう。MMMは非営利です)

私の場合でいいますと、10万?~13万?位でした(今までの4回の経験)

レートによるので、なんとも言えませんが

7泊8日で、1日中ダンス三昧でこの金額は

大きなお金ではありますが、高額とは思えません

 

因みに先生方は、私達の先生もですが、自腹で英国へ行き

謝礼を貰わず集まったメンバーに指導して下さいます

 

ロンドンまで東京から約12時間

金曜に出て、ロンドンで一泊します
いつもアールズコートという、ちょこっと離れた所に泊まりますが

ロンドンは本当に高額です

駅から近くて一番安いところで、ツイン1,4000円位でした

朝はコンチネンタル。イングリッシュブレイクファーストだと

更にお金が掛かります

 

普通に検索を掛けると、アールズコートでそこそこ口コミ良いと

2万~3万くらいでしょうか

そう思うと、やはりMMMのサマースクールは安い、と言えるでしょう

 

お金の話しは終わりにして、日々ですが

毎日夜は、チャペルなどで催し物がありました

今年は、勉強しないといけないので不参加でしたが…
下の写真は2009のイベントのものです

f:id:mmm-thatsfine:20161114162517j:plain

 

金曜の夜は、リサイタルです

大学に、芸術や運動系の学科があるのでしょう、スタジオもあるし

照明設備のある、ホールのような場所で開かれます

今年は観ているだけでしたが、いつも本当に楽しめます

f:id:mmm-thatsfine:20161114164049j:plain

これは、2010年だったかな。誘われて参加しました

f:id:mmm-thatsfine:20161114164300j:plain

こちらは、英国の大先生から参加を許され

出させて頂いたときのもので、MMM100周年を祝うダン

皆でMMMカラーのスカートをはいています 

 

今年は、初級の人だろうなという人や、子供達が

インプロ(即興ダンス)で、伸び伸びと自由に動く姿に

とても感動しました

上手下手、そういうことは気になりません

その人が、気持ちよく踊っている姿を見るのは

こちらも気持ちが良いものです

 

庶民の私が、英国へ勉強に行けるのは、理解ある家族のお陰

仕事先も日を変えて頂いたり、無理を言いました

自分を育ててくれたのは、MMM、そして先生ですが

応援者がいて出来る事

全ての事に感謝しかありません

 

仕事、経済的な事情で中々出来る事ではありませんが

途中で帰ったり、途中から来ることも出来ますし、

ホテルに泊まって、学校へ通うという選択肢もあります

 

サマースクール

こうして写真を見ると、アールズコートが懐かしい

大学の広い芝生…あちらでは当たり前ですが

海外の方々との交流も、そうそう出来ません

本当に、素晴らしい時間なのです

また行けるように頑張らないと、ですね!

 

マーガレット・モリス・ムーブメントのサマースクール

 

強制ではありません

行きたい人が(メンバーなら)参加出来る

初心者でも、カタコト英語でも心配ないです

 

まだ見ぬあなたも、メンバーでまだ行かれていない方も

英国でのゆったり流れる時間を

MMMの仲間と過ごしてみませんか? 

 

本日も、長ーい記事をお読み頂きまして

本当に有り難うございました

また、ご訪問くださいね(^_^)/