That's fine

英国人マーガレット・モリスが創ったダンスの事、音楽、日々感じた事などを書いていきます

MMMレッスンレポート 歌声喫茶メンバー の巻

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こんにちは!

写真は、2年前?かな?

私のお仕事風景です

歌声喫茶」の伴奏&呼吸の指導をしています

 

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呼吸のエクササイズ指導中

 

今回は、そのメンバーさん中心のシニアクラス

MMM一日特別講座のレポートです

子供達とは違うレッスンの模様も、お楽しみ頂けたら嬉しいです

 

歌声喫茶が流行っているのは、この辺りだけではないと思います

皆さんの地域でも、この歌声喫茶という文字を

よく見かけられるのではないでしょうか?

 

私の母の年代の方々には、とても懐かしいもの

簡単に言うと、練習しないコーラスでしょうか

昔歌った懐かしい歌、唱歌やフォークなど

お好きな曲をどんどん歌っていく、というグループです

コーラスに疲れた方々も多く来られています

もう練習はしたくない、というお気持ちのようです

 

私は、この歌声喫茶の伴奏&司会進行を

3年前の夏から、宝塚でさせて頂いています

最初5名くらいで始まったこの講座も

初回からの常連さんを含め、常に20人前後

多い日は、25名ほどご参加頂いている

私としても大変嬉しい、

そして、いつも笑い声が絶えない楽しい、愉快な講座です

 

あの歌劇のある宝塚市のとある駅まで

うちから1時間ほどで通勤?できます 

話しには聞いていましたが、宝塚の方は

本当に歌劇を愛しておられて、大切に思っておられます

男性で、月に一度は観劇されるメンバーさんもおられます

音楽もとても盛んで、音楽家も多く居住されています

 

そんな場所へ、ご縁で行くようになった私

はい、では宜しく! と挨拶の後に言われてびっくり

え、私は伴奏するだけじゃないの? え?進行も全部なの?

いきなり任されて、よく分らないままにスタートした折

さて、どうしたもんかな、と思って

発声前に、腹式呼吸を練習することにしたのですが

それが今では、当たり前になりました

その際に、健康に関する情報や、ちょっとした注意なども

皆さんにお知らせするようになりました

 

ずっと、皆さんの姿勢や、深呼吸の仕方が気になっていましたが

ここはコーラスのお仕事で、ダンスのクラスではありません

そこで「一度、私にレッスンさせて下さい」

皆さんに、そうお願いしました

 

とはいっても、皆さんそれぞれご自分で何かされておられます

歌声終わった後に、、、難しいかなぁ、まぁいいか

と、あまり執着せずにいましたら、なんと

場所を探して下さり、近くにお住まいの方が支払いまで!

 

先日その「歌声健康クラブ」のお稽古をすることができました

 

5人集まれば、まぁいいかなと思っていたところ

ご近所さんにもお声を掛けて下さり

私を含め、10人でお稽古することが出来ました

24畳の和室を借りたのですが、ちょっと狭い感じ

60代後半?~70代くらいの男女の方々でした

 

軽く身体を温める運動をします

しんどい事をしたら駄目よ、という先生のアドバイスを受け

初めての皆さんが、これはタマラン!ということはパス

手足を動かす → ご自宅でも簡単にできる事

股関節を緩める → コマーシャルの際にでもどうぞ!

という具合に、すぐに誰でも出来る動きを伝授

それでも、結構効果のある動きです

 

MMMのお話しもさせて頂き、解剖学に基づいている事

私は、きちんと勉強して教える資格を持っているので大丈夫です

ということ…

 

この下線部分ですが、今までそうはっきり明言して

堂々とレッスンできていなかった気がするのです

今回、皆さんに安心して頂く、つまり私の話を

よく聞いて頂くためにも、自ら自信をもって

そう言わなければならない、と思い言いました

これは、自分の発言に責任を持つこと、と

自らを戒める発言でもありました

 

そして腹式呼吸の練習

男性はよいのですが、一般的に胸式呼吸の女性には

中々難しいものなのです

やはり、20名を越える歌声のクラスでは

とても教えきることは出来ていませんでした

一人一人、姿勢と共に直していきます

 

本当に色んなお話しをさせて頂きました

そっちの方がメインの講座だったかも?というくらい

呼吸の仕組み、横隔膜のこと、内臓、肺の動き

なんせ、10月末に解剖学の試験を受けたところなので

つらつらと口から出てきます

 

反り腰の方も数名

 

壁の前に立つとお尻と肩が壁について

腰の辺りには、手が少し入る隙間ができます

これが、あまり空いていると腰が反りすぎている

骨盤が前に倒れている、ということで腰痛の原因になります

疲れると、反り腰になりやすいようです

皆さんは、大丈夫でしょうか? 試してみて下さい

 

で、この前傾の骨盤を立てる、というやり方の伝授が難しい

理屈で分っても、身体が分らないのですね

何とか懸命に、あらゆる言葉と手も使って

正しい向きにしていきました

 

そして、正しく歩く

この「歩く」は、意識すると歩けないものなのです

もの凄くゆっくり足の裏をよく使いながら歩いて貰いました

日本人によくあるパターンとして、「ナンバ歩き」があります

普段はならないのに、緊張するとナンバ歩きになる傾向があるのです

右手と右足が出る歩き方で、私たちはOpenになると言っています

 

元々日本人は、明治までこの歩き方だったようで

着物で帯を締める日本人には、捻らない歩き方でナチュラルだったのでしょう

今は、この歩き方が脳に良い、という説もあり見直されているとか

私は、日本人は農耕民族だから

西洋は、狩猟をするとき、左足で踏ん張り右手でヤリを投げたから

という説が、納得できるかなと思っています

 

ですが、私のやるMMMは英国のものですので

右手と左足が出る歩き方をします

 

「最初、右足と左手が出ます(やってみせる)このように」

 

と、予習をしていても音楽を掛けてやってみると

いきなりナンバになる方もおられました

全く気にされることないです、私も最初なりました

日本人の性みたいなもんです、普通です、気にしないで下さい!

と、皆さんを励ますことも忘れません。事実ですし(^_^;)

 

ゆっくり歩きはバランスがとれず、グラグラしてしまいます

皆さん、ゆっくり8数えながら一歩、をやってみてください

真っ直ぐ前を見て、グラグラしないで、

ナンバにならずに歩けますか? 

体幹がしっかりしていて、身体の中心を意識できたら

体重移動が上手くいくはずです

 

その後、普通の早さで歩いて頂きましたが

足の裏を正しく使えてない方もおられました

親指が、床に着かないで歩かれているのです

さて、ここでも

皆さんは、大丈夫でしょうか?

廊下を歩いてご家族にチェックして頂きましょう!

親指、ちゃんと着いていますか?

 

踵から歩く。体重を前に移して、親指に抜ける

その体重移動が、どうしても足の外側になります

これはO脚を酷くして、膝の内側が痛くなる原因になります

そのことを、かなり詳しく説明して

日頃から意識して歩いて頂くようにお話ししました

 

そしてメンバーさんが、なんと! 

等身大の骨格の図を持ってきて下さいました

何故この方は、こんなものを持っているのだろう?

と、不思議に思いましたが、使わない手はありません

 

さぁ、ここでも解剖学の知識を披露です

横隔膜がどこにあるのか

頸椎から尾骨までのお話しと、S字カーブの事

ストレートネック

私が個人的に好きな肩甲骨の事 (肩甲骨の形が素晴らしい!)

等々

 

大きな図のお陰で、皆さんに分りやすくお話しできて

とても良かったです

 

最後は、皆さんに動かしたい所を伺って

そのエクササイズを一緒にやって

クールダウンで終わりました

 

本当は1時間やって、その後宴会の予定でした

私も、皆さんもおやつを持ってきていましたが

気づけば2時間弱経っており、諦めて帰りました

 

皆さんが快適に過ごせるよう、お稽古ができたかな?

日頃から気をつけて頂く事を見つけられたかな?

 

反省は沢山ありますし、自分ではどうか分りませんが

兎に角、私は単に体操するだけのレッスンをしなかった

皆さんが納得して、だからこうするのか!

とか、ご自分のクセを知って頂き、直す

正しい姿勢や呼吸が健康をサポートすること

そう分って頂けるレッスンが出来たように思います

ちょっと…解説し過ぎちゃったけど…


それでも自分に「良」の単位を上げようと思い

ご褒美に、美味しいと評判の

コンビニスイーツを購入し、お昼に頂きました

 

一回だけの特別講座

もし、気に入って頂けたら…また来年も出来るかもしれない

待とうと思います

いつその日が来ても良いように、努力精進していれば

きっと、、、


あ、

レッスンで脛椎の話をしました

人もキリンも、脛椎は7この骨です、と

帰って、キリンの首が気になって仕方なくて

色々調べちゃいました

クジラやイルカの骨格も

クジラの肩甲骨を見て感激!←やはり肩甲骨はいい!

本当に哺乳類なんだなぁ、とか

試験が終わっても、興味はつきません

そういう自分には、「優」!ですね(^o^)v


本日も、マニアックな話しを最後までお読み頂きまして

有り難うございました

これに懲りずに、またご訪問下さいね(^_^)/